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君は「カーレーター」を知っているか?

昨日に引き続き2014年版手帳の見どころをご紹介しようと思っていましたが、立て続けに説明するのも野暮な気がするので、今日は別の話題で。

みなさんは「カーレーター」をご存じでしょうか。日本で唯一、いやおそらく世界で唯一、須磨浦山上遊園(須磨浦公園)にだけある一風変わった乗り物です。鉄道でも、軌道でも、索道でもなく、本ブログのテーマからは外れますが、あの乗車感覚はほかでは得難いものなので、あえてご紹介したいと思います。

先日、ふいに海が見たくなったので、神戸方面に向かいました。行き先はとくに決めていなかったのですが、三ノ宮駅近くになって「カーレーター」のことを思い出しました。カーレーターの存在は前から知っていましたが[注1]、なかなか足を伸ばす機会がなくずっと行きそびれていたので、思いつくや一直線に山陽電鉄・須磨浦公園駅に向かいました。

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お目当てのカーレーターは、須磨浦ロープウェイの鉢伏山上駅に接続しているので、まずロープウェイに乗ります。歩いて行くこともできますが、もう若くはありませんので、迷わずロープウェイを選びました。

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「うみひこ」号。源義経のヘッドマークが付いているのは、とくに説明書きはありませんでしたが、ここが一ノ谷の合戦の地だからでしょう。ロープウェイは15分ごとに発車します。

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ロープウェイ乗り場から右手に目を転じると、山陽電鉄の線路がよく見えます。

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全長464メートル、標高差180.51メートル、平均勾配23度52分。下から見ると、けっこう距離がありますが、3分ほどで山上駅に着きます。

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ロープウェイから三ノ宮方面を望む。この日は好天で、本当に気持ちが良い日でした。

さて、いよいよ真打ち登場。これが「カーレーター」です。

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遊園地の乗り物よりも頼りないゴンドラ。

カーレーターは2人乗りです。乗り場のある平坦なところでは、ゴンドラ下に埋められているホイールコンベアで動き(黒いラインのところに、小さなゴムタイヤ様のものがたくさんあります)、勾配部分はベルトコンベアで動きます。

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順序が前後しますが、これは降りてきたところ。見た目は単純な構造ですが、部品数が多いでしょうから、維持管理は手間がかかると思います。

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勾配部分。全長91メートル、勾配25度。起終点平坦部分では分速25メートル、勾配部分は分速40メートルなので、2分もすれば山上駅に着きます。

スタート地点を歩くよりも遅い速度で進んだかと思うと、すぐに勾配にさしかかります。

勾配区間ではゴンドラは水平を保つので、まず落ちる心配はありませんが、勾配にさしかかる瞬間にガタガタガタッと揺れます。切り替え部分だから仕方ないなと思うのですが、この揺れは少しマシにはなるものの、終点までずっと続きます。ジェットコースターが頂点に向かうまで勾配をゆっくり登る感じに似ていますが、あんまり揺れるので、ある意味、それよりスリルがあります。

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ゴンドラから窓外を見る。勾配数字はあとで知りましたが、乗っているときは数字以上に感じました。乗車口にいた優しげなおじさんの保守管理を信じつつも、「これ、正常運転?」と思わずにはいられません。

ただ、須磨浦山上公園のホームページには「カーレーターはロープウェイ山上駅と回転展望閣を結んで、昭和41年3月に開通いたしました。その姿も当時のままで、「乗り心地の悪さ」が評判です」とありますので、きっとこれでも正常運転なのでしょう。

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山上からカーレーターを見下ろすとこんな感じ。雨が降っても安心ですが、そもそも雨が降ったら山上遊園には行きませんね。

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これは山上側の駅。下の駅は写真を撮り損ねました。

少しばかり怖い思いもしますが、2分ほどしか乗らないので、ほとんどの人には「いい思い出」になると思います。むかし、これと同じものが「びわ湖バレイ」にあって、そちらは乗車時間が25分もあって評判は芳しくなかったようですが、須磨浦カーレーターなら大丈夫。気分が悪くなる前に着きます。

料金は片道200円、往復だと割引料金で300円。歩いて登っても知れていますが、須磨浦公園にお寄りの際は、ご乗車をおすすめします。
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2014年版の見どころ(4) ジャケット写真解説その4

今回もジャケット写真解説です。早く本編の話に移りたいのですが、一度にするには量があるため小分けにしていたら、はや4回目になってしまいました。もう10月も終わりますので、パパッと紹介して次に移りたいと思います。

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秩父鉄道秩父本線・三峰口駅にて。

オレンジバーミリオンが懐かしい秩父1000系(元国鉄101系)は、JRではすでに走っておらず、この秩父1000系も2014年春に全廃の予定だそうですから、動いている姿を目にしたいという方はお急ぎください。

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銚子電鉄・仲ノ町車庫にて銚子電鉄デハ1000形(元営団2000形)。往年の銀座線の車体色で活躍中。

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これも仲ノ町車庫にて。左側が銚子電鉄2000形(元京王帝都電鉄2010系)で、『鉄道手帳』資料編(p.33)にもあるように、京王5000系の車体色が採用されています(2010系も京王時代に一時期この車体色が使われた時期があります)。足回りは京王1000系。なお本車両は、伊予鉄道を介して譲渡されたものです。

右側は上の写真と同じデハ1000形。こちらのデハ1000形は丸ノ内線方南町支線時代の車体色になっています。大分印象が違いますね。

車庫というとそうそう簡単には入れないものですが、ここ仲ノ町車庫の場合は簡単で、仲ノ町駅で入場券を購入すれば見学することができます。銚子駅の次の駅ですから、近くにお寄りの際は少し足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

2014年版の見どころ(3) ジャケット写真解説その3

前回に引き続き、ジャケット表4の写真を解説します。

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2014年7月、大井川鐵道新金谷駅にて。

左の車両は大井川16000系EC(元近鉄16000系吉野特急車)、右は大井川3000系EC(元京阪3000系特急車)です。ともに前社時代の車体色が維持されています。近鉄特急と京阪特急がこうして並ぶのは大井川鐵道ならではですね。

近鉄16000系は1965(昭和40)3月18日に吉野行きの特急としてデビュー、1977年までに9編成が製造されました。いずれも新造時はデッキがありませんでした(のちに第7~第9編成のみデッキ追加)。このうち第1~第3編成が大井川鐵道に譲渡され、1998(平成10)年から大井川鐵道本線で営業運転が開始されました。したがって、大井川鐵道で見られる吉野特急は、いまでは珍しいデッキ無しの特急車です(ちなみに、近鉄に残るデッキ無し車はまもなく引退の予定)。

京阪3000系は1971年に特急車両として製造されました。いわゆるテレビカーで、この3000系からカラーテレビが設置され京阪の顔として人気を博しましたが、本家・京阪の3000系は今年3月いっぱいで営業運転が終了してしまいました。引退までの数ヵ月にわたって、幌枠を取りつけたクラシカルな装いで走っていたのをご記憶の方が多いと思います。

大井川鐵道には1995年に譲渡されましたが、ゲージサイズが異なるため、足回りは営団5000系とされました。写真の車両は幌枠こそありませんが、鳩マークが付されており、往時の京阪特急の姿をとどめています。

2014年版の見どころ(2) ジャケット写真解説その2

今日は週末なのでもう1本。

2014年版のジャケット表4の写真について補足説明します。

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表1(上掲ジャケットの右側)には「カマ」を載せることが既定路線になっているので、表4(同左側)ではなるべく私鉄車両を載せるようにしています。一応、その時々でテーマを設定していて、今回は資料編掲載の「地方私鉄で活躍する大手私鉄・JRの中古車両」に合わせて写真を撮りました。

まず、蒸気機関車が写っている上段の写真から。

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これは秩父鉄道秩父本線・三峰口駅で5月ごろに撮影されたもの。左から秩父7000系(元東急8500系)、秩父12系(国鉄→JR東日本12系)と続き、次がたまたま乗り入れしていた西武4000系(資料編24頁参照)、一番右が秩父7500系(元東急8090系)です(秩父鉄道の車両については資料編33頁にまとめています)。

秩父12系のC58形363号機はちょうど連結作業中で、見えにくいでしょうが、緑色の旗(フライ旗)が写っています。

特筆すべきは機関車前方に取りつけられた「新デフ」です。一応説明しておくと、デフとはデフレクター(除煙板)の略で、走行中に流れる煙を上方に逃がして運転室前方の視界を保つために取りつけられます。

よく見ると、「JNR」(Japanese National Railways)のロゴが付いています。このデフは鳥取県の後藤工場で1957(昭和32)年に改装されたC58形385号機の切り取り式のデフを再現したものだそうで、期間限定の取り付けだったそうです。銀色に輝くJNRのロゴがカッコイイですね。

2014年版の見どころ(1) ジャケット写真解説その1

もともとこのブログは、『鉄道手帳』の見どころをご紹介するためのものですが、試運転代わりに小ネタを書きはじめたら何となくそれが続いてしまいました。10月も終わりが近づき、本格的な手帳販売シーズンを迎えるので、そろそろ本題に入らねば……ということで、今回はジャケット写真について解説します。

いつかも書いたと思いますが、『鉄道手帳』にはジャケットと扉(手帳を開いて最初のページ)以外には写真を載せていません。

たまに写真を載せてほしいというお便りをいただきますが、写真スペースのために手帳本来の機能が損なわれてしまいかねませんし、仮に入れるにしても小さなモノクロ写真しか掲載できませんし、何より所澤氏が良しとしないので、それなら一切載せないでおこう、ということで今日に至っています。

そのかわり、ジャケットの写真はそれなりに吟味しています。所澤氏は、かつてはいわゆる「撮り鉄」だったらしいのですが、いまではほとんど撮らないので、毎回、このジャケットのために撮り下ろしてもらっています。

ご参考までに過去のジャケット表1(オモテ面)と扉を飾った列車をご紹介しておきます。

  2009年版:(表1)EF66が牽引する「富士・はやぶさ」(扉)写真ナシ
  2010年版:(表1)EF64が牽引する「あけぼの」(扉)表1写真を加工
  2011年版:(表1)EF510が牽引する「北斗星」(扉)EF510が牽引する「カシオペア」
       ※このときは、表1と扉の写真はまったく同じ構図でした。
  2012年版:(表1)EF81が牽引する「あけぼの」(扉)ED79が牽引する「カシオペア」
  2013年版:(表1)DD51が牽引する「北斗星」(扉)DD51が牽引する「カシオペア」
       ※このときも、表1と扉の写真はまったく同じ構図でした。

所澤氏の好みがおわかりいただけるでしょう。で、今年はこれです。

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ジャケット表1:EF64が牽引する「あけぼの」

撮影は9月某日。JR東日本高崎線の行田駅にて雨の降りしきるなか、午前5:55に撮影されたものです。シャッタースピードは1/125秒、早朝雨天でかなり暗かったため、絞り開放だそうです。レールに前照灯の光が映っていますね。

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扉:EF510が牽引する「北斗星」

こちらは東北本線(宇都宮線)新白岡駅にて撮影されたもの。やはり台風の影響で雷をともなう大雨になったため、所澤氏は体を濡らしながら列車を待っていたそうですが、そこへ1170Y列車の車掌さんが来て「2列車は40分遅れですよ」と教えてくれたとか。

おかげでその時間までは屋根のあるところで雨をしのぐことができ、全身ずぶ濡れにならずに済んだそうです。目当ての「北斗星」は、実際にはもう少し遅れて、「スペーシアきぬがわ」の通過直後にやってきたとのこと。お疲れさまでした。

ジャケット表4(ウラ表紙)の写真は、次回取り上げます。


大阪市営地下鉄の秀逸な広告

先日、列車風を話題にした際、大阪市営地下鉄に傑作ポスターがあると書きました。いまはもう掲出されていないのですが、朧気な記憶を頼りにネット検索してみたら、すぐに出てきました。これです。

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大阪市営地下鉄利用促進PRポスター/交通局レトロ劇場その3「かけこみ乗車はおやめください」

まず目を奪われるのはレトロなタッチで描かれた女性駅員と乗り遅れた中年男性、味わいのある映画タイトルですが、ほかの部分もなかなか凝っています。画像クリックで拡大して見ることができるでしょうが、見づらいという人のために以下にテキストの一部を抽出しましょう。

 閉じゆく扉にかけこむことが
 過ちだったのか・・・

 息を切らすワタシを
 乗客が冷たい視線で
 ただ見つめていた・・・

昔の映画のポスターにありそうな言い回しですよね。膝を落とした男性の下には「おはずかC」と反省する男性のイラストがあります。そういえばありましたよね、こういう表記のしかた。

笑いどころはまだあります。監督は「辛坊駆」、脚本は「真奈マモル」。どなたが制作されたのか知りませんが、これを思いついた時は嬉しかったでしょうね。マモルとカタカナ表記にするのが、いかにも昭和だと思いませんか。

主演は「橋 瑠奈」。主題歌も歌ったという設定らしく「歌:瑠奈のかけこマンボ」とあります。昭和の香りがぷんぷんします(ちなみにこの系統で言うと、私は橋幸夫の「恋のメキシカン・ロック」がお気に入りです。たまにカラオケで歌うのですが、残念なことに誰も知りません。いい曲なのに)。タイトル横に4色の字で「総天然色」と書かれているのも、基本といえば基本ですが「技あり」だと思います。

で、肝心の交通局からのメッセージは隅のほうに置かれています。「かけこみ乗車はたいへん危険です。また、列車の遅れの原因ともなり、……」と至極もっともなことが書いてあるのですが、とても小さな字です。「なんやコレ」と思わせるデザインで目をひいておいて、「ひと目見れば、だいたいわかるでしょう?」と言わんばかり。あっぱれ!

このポスターが初めて掲出されたのは、平成21年のことのようですが、弊社最寄り駅の本町駅にはつい最近まで貼られていました。評判が良かったのか、駅員さんが気に入っていたのかは知りませんが、なかなかの長寿ですよね。参考までに、同シリーズのポスターの標語と映画タイトルを挙げておきます。

「座席をつめてお座りください」
 ――ゆずりあい一直線

「環境にやさしい電車・バスをご利用ください」
 ――車を降りたエコ大将

「かけこみ乗車はおやめください」
 ――禁じられたかけこみ

「便利なカード乗車券をご利用ください」
 ――大阪一の乗り継ぎ名人

「お忘れ物にご注意を」
 ――忘れないで

「市バスの時刻表は交通局ホームページでご覧いただけます」
 ――あゝ青春の時刻表

「バスの接近情報はホームページで!」
 ――恋のバス急接近

「『市営交通のご案内』をご活用ください!」
 ――俺は持ってるぜ

「車内での携帯電話のご利用については、マナーをお守りください。」
 ――ちょいと待っておくんなせぇ

「環境にやさしいハイブリッドバスの導入にも努めています。」
 ――帰ってきたエコ大将

「整列乗車にご協力ください」
 ――並んで行進曲

どれもよく考えてありますね。いまもどこかに貼られているかもしれませんが、手っ取り早くご覧になりたい方は、以下のページをご覧ください。大阪の遊び心が楽しめますよ。

大阪市交通局ポスターギャラリー

スウェーデンの鉄道(2)

前回に引き続き、スウェーデンの鉄道をご紹介します。

もっと早くにご紹介するつもりでしたが、現在、校了間近の企画を抱えておりまして、ブログ更新をついつい先延ばししていしまいました。申し訳ありません。期間限定ブログなのだから、今後はもう少し頑張りたいと思います。

『鉄道手帳』に関することはもちろん、鉄道小ネタもいくつか用意しておりますので、たまに覗いていただければ幸いです。

さて、気を取り直して編集部K氏提供の写真を紹介しましょう。

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これは郊外線の電車。地下鉄同様、ストックホルム・ローカルトラフィック社が運行しているとのこと。車両上部がすぼまっていて、裾を絞る日本の車両とは逆ですね。スウェーデン人は体格が大きいので、窮屈ではないのでしょうか。前面に「Ej i trafik」とあるのは、おそらく「回送」の意でしょう。

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こちらはストックホルム中心部にあるユールゴーデン島で撮影したトラム。この界隈には博物館や美術館が建ち並んでいて、弊社社長とK氏はそれを目当てにやってきたそうですが、この日はほとんどが休館だった由。気の毒なことですが、しかしいい景色じゃありませんか。トラムからの車窓はさぞかし素敵だったろうと思います。人影があまりないのが、またいいですね。

もっとスウェーデンの鉄道を見たいところですが、残念ながらこれでおしまいです。スウェーデンは北欧で最も鉄道が発達していて、ほかにもインターシティ(都市間列車)や高速鉄道、国際夜行列車など見どころがたくさんあるのですが、鉄道の写真を撮りに行ったわけではありませんので、仕方ありませんね。

そのかわりというわけではありませんが、おまけでフィンランドの首都ヘルシンキのトラムの写真をおみせしましょう。編集部のS女史が今年5月に新婚旅行で訪れた時に撮影したものです。

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これがそのトラム。自動車が立ち入ることのできない専用軌道を走っています。驚くべきことに、S女史によれば、市内中心部にはほとんど信号がなかったとのこと。横断歩道は一応あるのですが、そこを通る人は少なく、歩行者は、トラムや自動車の間隙を縫って道路を横断していたそうです。

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これは上のトラムが走り去ったところ。ほとんど人影がありません。これなら信号なしでも大丈夫かもしれませんね。

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ヘルシンキには地下鉄もあるそうですが、年間の輸送人員は圧倒的にトラムのほうが多いようです。ストックホルムのトラムと比べると寂しげな佇まいですが(今春、兵庫県立美術館で開催された「フィンランドとくらしのデザイン」ではもう少しこぎれいな印象をもちましたが)、れっきとした主要交通機関なのです。

終電の時間が近づいてきましたので、今日はこの辺で。

スウェーデンの鉄道(1)

唐突ですが、今日はスウェーデンの鉄道をご紹介します。

つい先日、海外出張していた弊社社長と編集部員K氏が帰国しました。出張の目的はドイツ・フランクフルトで毎年開催されるブックフェアだったのですが、フランクフルト入りの前にストックホルムに寄ると聞いていたので、せっかくだから、彼の地の鉄道の写真を撮ってきてくれるようK氏にお願いしていたのです。

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ストックホルム中央駅の地下鉄にて。先頭車両に「SL」と書かれてあるのがおわかりでしょうか。Stockholmes Localtrafic(ストックホルム・ローカルトラフィック社)の社章だそうです。日本の地下鉄車両に比べると車高がありますが、いいデザインですね。

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これもストックホルム中央駅ですが、王立公園行きの路線とのこと。天井・壁面は岩盤をくり抜いたままで化粧壁にはせず、青一色に塗られています。深海をイメージして作られたようですが、なぜ深海なのかは不明。ロイヤルカラーなのでしょうかね。

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この写真だと、岩盤くり抜きっぱなしであるのがよくわかりますね。斬新な作りですが、青の洞窟にヒントを得たように思います。ちなみに中央の人物が弊社社長です。写真ではそうは見えないかもしれませんが、巨漢です。体重は私の倍近くあるんじゃないでしょうか。

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これもストックホルム中央駅で撮影されたもので、アーランダ国際空港行きの特急だそうです。格好良さそうですが、乗車前であったため、先頭車両を撮影する余裕がなかったとのこと。うーむ、残念。

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こちらはその車内。素晴らしい! スウェーデンに降りたって最初に乗る列車ですから、力が入っていますね。こういうところでその国の第一印象がずいぶん変わるような気がします。

K氏が撮影してくれた写真はまだあるのですが、続きはまた明日。

列車風にご注意!

今日は地下鉄御堂筋線本町駅で見つけた注意書きをご紹介します。

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これは、本町駅北側改札に続くホーム階段下で見つけたもので、3週間ほど前にはすでにあったと思いますが、いつごろ貼られたのかはわかりません。以前、この柱にはユーモラスなポスターが貼られていましたが、それは撤去されていました。このポスターが傑作なのですが、これは後日ご紹介することにします。

列車風とは、列車が高速で駅を通過する際に生じる風のことです。地下鉄に乗ろうとするときに風を感じますが、あれも列車風のなせるわざです(厳密には、換気風や空調の風、人混みによって生じる風などほかの要素から生じる風もあるのかもしれませんが)。

地下鉄の場合、列車がホームに出入りする際に生じる風に加えて、列車がトンネル内を進むときに車両前方の空気を押し出すため、なかなか強烈な風が発生します。走行する列車の周囲は気圧が低くなるので、ひどい場合は、体が列車のほうに引き寄せられる感じになるようです。

私はそこまで強い風は覚えがありませんが、子供や足元がおぼつかない人だと、大事故につながる可能性もあるのでしょう。気をつけたいものです。

もっとも、列車風よりも気をつけたいのは人混みでしょうか。

冷静に考えると、あれだけホームにも、車内にも人があふれていて、よく今日も無事でいられたものだと思いますが、東京に行ってみるともっとすごいから驚きます。出張で早い時間に品川駅で降りることがあるのですが、ラッシュがピークを過ぎた時間帯でもとんでもない数の人がいますよね。朝の御堂筋線も大阪随一の混雑路線ですが、あれを見ると「まだまだ」だと思えてしまいます。

2014年版の読者アンケートから(1)

昨日は「鉄道の日」でしたね。あちこちで鉄道イベントが開催されたことと思いますが、みなさま存分に楽しまれましたか。

1872(明治5)年10月14日(旧暦9月12日)、新橋(のちの汐留)~横浜(現・桜木町)間に日本初の鉄道が開業し、明治天皇御乗車の臨時列車が運行され、これを記念して1922年10月13日付の鉄道大臣通達により、毎年この日を「鉄道記念日」とすることが定められたそうです。

その後、1994年に運輸省(現・国土交通省)により「鉄道の日」と改称され、今日に至るとのこと。以上は『鉄道手帳』の10月14日欄外解説からの抜き書きですが、歴史を感じますね。

さて、『鉄道手帳[2014年版]』が発売されてから1週間ほど経ちましたが、さっそく何通かのお便りをいただきました。ありがとうございます。昨年同様、一部を紹介させていただきます。

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●予定表も必要ですし、これならば一年楽しめます。鉄ちゃんでない人にも「いいから」と勧めています。何というか、とても割安感があって、とてもいい。(愛知県Aさん、57歳男性)

――Aさんは3回目のご購入とのこと。気に入っていただけて何よりです。「鉄ちゃんでない人にも……」ということですが、どういう反応があったのでしょうか。気になるところです。ちなみに私も行く先々でかばんの中から手帳を取りだし、「じつは、こういうものも作っているんです」と紹介するのですが(鉄道ファンでない人に)、作った本人を目の前にして率直な感想を言えるはずもなく、本当のところどうなんだろうと、いつも気になります。

――「割安感」というのも、ありがたいお言葉です。作り手としては大書して訴えたいところですが、Aさんのような方はともかく、小学生の方にはけっして安くはないかもしれません(以前、「おこづかいを3ヵ月貯めて買いました」というお便りをいただき、涙腺がゆるみました)。これ以上安くというのは難しいのですが、今後も「お値段以上」をめざして頑張ります。

●彼に勧められて買いました。ワクワクする手帳ってなかなかないと思います。来年使うのが楽しみです。(神奈川県Kさん、35歳女性)

――本手帳をご覧になって「ワクワクする」というのは相当に鉄分が濃い方とお見受けしますが、その「彼」とは鉄道を通じてお知り合いになったのでしょうか。仄聞するところでは、鉄道趣味というのはパートナーに理解されないことが多いようですが、Kさんの場合はその心配はなさそうですね。お幸せに。

●路線図でページとページの間が見えない。ひと工夫をお願いします。(兵庫県Mさん、75歳男性)

――Mさんは今年はじめてのご購入だそうですが、せっかくお買い求めくださったのに申し訳ありません。昨年と同じ製本方法をとったのですが、じつは開き具合が昨年よりも若干悪いようです。ぐぐっと思い切り開いていただいてもバラけることはありませんので、すみませんが、今年はこれでおゆるし願います。来年はもっと開くようにいたします。

●使いやすい。読んで楽しい。重宝しています。(千葉県Tさん、50歳男性)

――Tさんは6回目のご購入、ということは発刊以来ご愛用くださっているわけですね。ありがとうございます。直接お礼を申し上げて握手したいくらいです。今後とも末永くおつきあい願います。

もう少し書きたいところですが、長くなりましたので、続きはまた後日。

鉄道セミナーご参加の方に朗報。「おみやげ」あります!

10月7日の記事でご案内した創元社鉄道セミナー「乗らずに死ねるか!〈関西私鉄編〉」への参加を検討されている方に朗報です。

セミナー当日(11月20日)は黒田氏のトークだけで十分に盛り上がると思いますが、初の鉄道セミナーにお越しくださる方に「おみやげ」として、先日ご紹介したオリジナル路線図クリアファイルを差し上げることになりました(編集部長の許可がおりました)。

大盤振る舞いというには少しアレですが、黒田氏による濃厚なセミナーに加えて「おみやげ」付きですから、はっきり言ってお得です。

セミナー定員は50名で、定員になり次第、募集を締め切らせていただきます。関西在住でこのブログをご覧の方、この機会をお見逃しなく!

鉄道手帳オリジナル路線図クリアファイルをプレゼント!

先日ご案内しましたように、今年は『鉄道手帳[2014年版]』をお買い上げの方のなかから抽選で50名様に本手帳オリジナルのクリアファイル(A4サイズ)をプレゼントいたします。

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表面には『鉄道手帳』の巻頭路線図の首都圏部分を掲載。

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表面左下の凡例は、クリアファイル用に少しだけ変更しています。

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裏面は、やはり巻頭路線図から東京地下鉄・都営地下鉄路線図を掲載。

実際にクリアファイルを作ってみるまでは、どれだけ手帳の路線図を再現できるものかと懸念していましたが、やってみると、かなり良好でした。

『鉄道手帳』の巻頭路線図は、手帳サイズの都合上どうしても小さくせざるをえず、文字が判読しづらいのですが、このサイズならはっきり見えると思います(手帳の路線図を基準にすると、表面は128%拡大、裏面は136%拡大)。

しかもクリアファイルの場合、紙と違ってインクが沈まないので、小さな文字もくっきり見えます。さらに首都圏路線図についていえば、ページの継ぎ目がないのでストレスなく路線を追っていくことができます。なかなかの出来です。

で、冒頭で申し上げましたように、これを『鉄道手帳[2014年版]』挟み込みの愛読者はがきを返送していただいた方のなかから50名様に謹呈します。はがきに住所・氏名・電話番号・(メールアドレス)、それからご意見・ご感想をお書き添えのうえご応募ください。たくさんのお便りをお待ちしております。

鉄道セミナーのご案内

弊社では、以前から書籍の内容や社員の趣味を絡めて「創元社セミナー」なるものを不定期に開催しているのですが、このたび「鉄道セミナー」を開催することが決まりましたので、急ぎご案内いたします。

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●セミナー名:創元社鉄道セミナー「乗らずに死ねるか〈関西私鉄編〉」
●講師:黒田一樹
●日時:2013年11月20日(水)19:00~20:30(18:30受付開始)
●会場:創元社(4階セミナールーム) 大阪市中央区淡路町4-3-6 創元社ビル
●受講料:2000円

講師は、東京在住の経営コンサルタントながら、なぜか関西の鉄道にも詳しく、関西の雑誌で鉄道特集があると引っ張りだこの黒田一樹氏。プライベートでは京阪80系の保存、世界96都市の地下鉄乗車の経験があるなど、正真正銘の「鉄道楽者」です。創元社でのセミナーはこれが初めてになりますが、豊富なビジュアル、巧みな話術で、鉄道ファンはもとより、「そんなに詳しくないけれど、鉄道には興味がある」というライトなファンも大いに楽しめると思います。

当日は、黒田氏ならではのユニークな視点で、「ぜひとも乗るべき関西私鉄の名列車の見どころ、楽しみ方を伝授」いたします。取り上げる列車は……当日のお楽しみとさせていただきます(上掲チラシの写真はイメージです)。

webでの申し込みはこちらから。→創元社鉄道セミナー「乗らずに死ねるか」

みなさまのお申し込みをお待ちしております。

『Goods Press』11月号で紹介していただきました。

運転再開初日ですが、嬉しいニュースなので連投します。

現在発売中の『Goods Press』11月号で『鉄道手帳』を紹介していただきました。なんと昨年に引き続き2度目のご紹介(しかも昨年よりも大きなスペースで)。編集担当の方、ありがとうございます。

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『鉄道手帳』は、今号の第2特集「働く男の〝手帳〟論」で紹介していただいているのですが、それはさておき、第1特集が面白いのでご紹介しておきます。

「趣味ある人生こそが、男の生き方 大人の趣味の遊び方」と銘打って、カメラ、ガレージから模型、ウイスキーにいたるまで、さまざまな趣味の楽しみ方が紹介されています。残念ながら鉄道趣味の楽しみ方は含まれていませんが、趣味を究めた人たちのアドバイスは一読に値するように思います。

これとはべつに「男の仕事道具は革製品」なる商品紹介&蘊蓄の記事もあり、今号は個人的にツボにはまりまくり。物欲を掻き立てられます。しかし、いま最も欲しいのは、「ひとりで遊ぶ時間」です。

運転再開のお知らせ――『鉄道手帳[2014年版]』発売!

鉄道ファンのみなさま、たまたま当ブログをご訪問くださったみなさま、こんにちは。

昨年、『鉄道手帳』発売5周年を記念して期間限定で当ブログを開設し、12月31日を最後に更新を中止していましたが、今年も新年版の手帳の発売に合わせてしばらくの間、『鉄道手帳』や鉄道に関わるあれこれを綴ることにいたしました。

今年もおそらく年末までの限定連載になると思いますが、昨年同様、ちょこちょこ更新していきますので、お時間のあるときにでも当ブログにお立ち寄りくだされば幸いです。

さて、連載復活の第1回目は『鉄道手帳[2014年版]』発売のお知らせです。

今年も10月14日の「鉄道の日」に合わせての発売ですが、全国書店には今日配本されています。店頭に並ぶ時期は地域によって差がありますが、早いところで明日、遅いところでも今週中には入ると思います。昨年同様、青地のジャケットにビニールカバーを付けています。おなじみのタイトル部分の硬券は、今年は「区間変更券」を模しています。

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今年の見どころは……それをここで全部言うと長くなりますので、次回以降、ポイントごとにご案内したいと思います。一見するとあまり中身が変わっていないようですが、今回もひそかに手間ひまをかけています。そういうところもご紹介していく予定です。

それから、今年はプレゼントがあります。と申しましても『鉄道手帳[2014年版]』をご購入くださった方が対象で、抽選で50名様に特製クリアファイルを差し上げます。クリアファイルの仕様は、次回以降、あらためてご案内いたしますが、鉄道ファンではない弊社編集部長にも好評です。

まだまだ書きたいことがあるのですが、最初からペースを上げるとあとが続かないので、今日はこのあたりで。

今年も『鉄道手帳』ともども、よろしくお願い申し上げます。
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