桂しん吉さんからの「いただきもの」

鉄道好きで知られる上方の落語家、桂しん吉さんから素敵なものをいただきました。

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ひとつは手ぬぐいで、鮮やかな黄色にレール断面をモチーフにしたパターンが描かれています。左下部分をよく見ると、しん吉さんのお名前が入っています。どうもありがとうございます。

ちなみに、以前いただいた手ぬぐいは、こんなデザインでした。↓

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どこかに名前が隠れているのですが、見当がつきますか?

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車止めのひとつが「吉」の字になっていて、片方のレールにヒゲが生えています。うまい!

今回はさらにオリジナルのマスキング・テープもいただきました。

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手ぬぐいと同じモチーフですが、こちらは地色が茶色です。阪急マルーン? ぶどう色3号? もったいないので、まだ使っていません。しん吉さん、どうもありがとうございます。

頼まれてはいませんが、勝手に宣伝させていただきます。落語ファンで鉄道好きの御方はぜひどうぞ。

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「鉄」の世界 梅團治・しん吉二人会/12月13日(日)よる6時はじまり、天満天神繁昌亭

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乗り鉄しん吉落語会 Vol. 19 「上方落語の夕べ」/12月18日(金)よる7時はじまり、上野広小路亭
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トワイライトエクスプレスのアメニティ・グッズ

先日、新しい本棚が届いたのを機に蔵書の整理をしていたら、こんなものが見つかりました。

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トワイライトエクスプレスのアメニティ・グッズです。2001年夏に乗った時のものなので、最近のものとは仕様が異なるかもしれません。中にはこういうものが入っていました。

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左上からシャンプー・リンスセット/JRロゴ入りケースに入った石けん/整髪料・ローションセット/くし/ヒゲ剃り/シャワーキャップ/洗顔フォーム・化粧水・乳液セット

この時は二人で乗っていたので、シャンプーとリンス以外未使用のセットを残すことができました。とくに値打ちがあるわけではありませんが、これを見ると当時のことが思い出されます。

それまでにも北海道に行ったことは何度かありましたが、いずれも仕事で、札幌駅と北大近辺しか歩いたことがなかったので、長期休暇をとって北海道を満喫しようと思い立ったのがはじまりです。どうせ行くならラベンダーが満開の頃にしたかったのですが、どうしても休みがとれず、ラベンダーがかろうじて残っている時期になってしまいました。

ようやく長期休暇がとれる目処がたって、某旅行代理店に旅程を相談しに行きました。この時は大阪から飛行機で行くつもりでしたが、ひと通り提案を聞いたあと、ものは試しと「トワイライトエクスプレスで行きたいんですが……できれば個室で」と窓口の男性スタッフに切り出しました。

すると男性スタッフは、「え、トワイライトエクスプレス? そういう手もありますが、人気列車ですからねぇ、とてもとても……飛行機のほうが確実ですよ」。

そりゃそうです。ラベンダー満開時期ではないにせよ、まだまだハイシーズンですから、個室チケットなんてそう易々と手に入るものではありません。しかも、何の計画もなしに「この日に行きたいんですが」と言うのですから、無理な話です(乗車1ヵ月前はとうに過ぎていました)。

「でも、試しに調べてみましょうか。たぶんないと思いますけど」。くだんのスタッフは椅子をくるりと回転させると、後方の端末を叩きはじめました。

少し経って、男性スタッフがびっくりした顔で窓口に戻ってきました。「ありました! ありました! 奇跡です! A個室ロイヤルが1つだけ空いてますよ。この時期に信じられません! キャンセルが出たのかなぁ。どうします? 押さえます? 」

もちろん返事はイエスです。男性は返事を聞くやいなや、すぐさま端末に向かい、カタカタと打ちはじめました。私は固唾を飲んで男性が戻ってくるのを待っていました。

大して時間はかからなかったはずですが、やけに長く感じました。もしかしたら、どこかでもう予約が入ったかもしれない。じつは見間違えで、本当は空いてなかったんじゃないかとか、いろいろ考えた覚えがあります。

やがて男性スタッフが戻ってきて、やや興奮した面持ちで「予約とれました! 運がいいですね。こんなの初めてですよ。ロイヤルは1人個室ですが……あ、ちがった。エクストラベッドがあった。お二人でご乗車になれますよ」と報告してくれました。

私ももちろん嬉しかったのですが、あっけなく取れたので、「ありがとうございます!」とは言ったものの、何だか狐につままれたような気分でした。なにせ、まったくの無計画で、ふらりと寄った旅行代理店でピンポイントで予約がとれたのですから。

でも、手続きを進めるとだんだん実感が湧いてきました。夕食は、せっかくなのでフレンチのフルコースを予約しました。トワイライトエクスプレスに乗れる日が来るとは思っていなかったので、旅程だとかサービスについては詳しく知らなかったのですが、たぶん、この好機を逃してなるものかと思ったのでしょう。私にとって、生まれて初めて食べるフレンチのフルコースとなりました。

あの時、あの代理店に立ち寄ってみて本当によかったと思います。この時チケットが取れなかったならば、私は一度もトワイライトエクスプレスに乗る機会がなかったかもしれません。そして、もしこの時に乗っていなかったならば、ダイナープレヤデスを主役にした本を作ろうとは思わなかったでしょう。

……というわけで、長々と私事を綴りましたが、『ダイナープレヤデスの輝き』は好評発売中です。一時品切を起こしましたが、すでに重版が出来上がっているので、店頭で見つからなくても、ご注文をしていただければ、すぐにお届けできます。あらためまして、よろしくお願い申し上げます。

pleiades_160pix.jpg 『「トワイライトエクスプレス」食堂車 ダイナープレヤデスの輝き――栄光の軌跡と最終列車の記録』 A5判・184頁/本体価格1500円(税別)

『とれいん』11月号で紹介していただきました!

今月発売の『とれいん』11月号で、以下の2点を紹介していただきました。編集部の皆様、ありがとうございます!(画像クリックで書籍紹介ページに飛びます)

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モデラー向けの雑誌である『とれいん』の今号の特集は「惜別 南海7000系」です(と言いながら、1頁目はE353系量産先行車だったりしますが)。開業130年を記念して、懐かしいグリーンのツートンカラーをまとった7000系(羽車の旧社章も復元されました)への愛に満ちた号で、模型のことはよくわからない私にも興味深い内容です。

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本誌には「おとなの工作談義」という連載があって、今回のお題は「南海グリーンを補足せよ」。

プロモデラーの牛久保孝一氏が日本塗料工業会の見本帳(印刷物ではなく、市販塗料そのものを塗布したもの)を持参して、現場で色合わせをしているのには驚かされました。たしかに印刷で出す色と実物の色、あるいは記憶の色とではずいぶん見え方が異なるのだろうと思いますが……いや、おそれいりました。

それにしても、いい大人が見本帳と車両の色を見比べながら、ああだこうだと意見を交わす姿を想像すると、ちょっと微笑ましいじゃありませんか。

今号でもうひとつ目を惹いたのは「中国の鉄道事情」というレリポートです。2011年に起きた衝突脱線事故は記憶に新しいところですが、その後も中国の高速鉄道網は拡大を続けています。断片的に知るのみで、わからない点が多かったのですが、今回の記事でおおよそのイメージがもてそうです。優劣はさておき、日本の新幹線と似ているところ、違うところを知ることはそれなりに意義のあることかもしれません。

『鉄道ピクトリアル』12月号で紹介していただきました!

今月発売の『鉄道ピクトリアル』12月号で、『ダイナープレヤデスの輝き』を紹介していただきました。編集部の皆様、ありがとうございます!(画像クリックで書籍紹介ページに飛びます)

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11月号に続いて、今号でも「115系電車」が取り上げられています。新車情報は控えめで、その代わりというわけではないでしょうが、これ以上は考えられないほどに115系に関する資料や写真が盛り込まれているうえに、平石大貴氏作成の「115系電車車歴表」CD-ROMまで付いています。これは前号と合わせて永久保存版ですね。

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『鉄道ジャーナル』12月号で紹介していただきました!

今月発売の『鉄道ジャーナル』12月号で、以下の2点を紹介していただきました。編集部の皆様、ありがとうございます!(画像クリックで書籍紹介ページに飛びます)

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細かいことを申しますと、『ダイナープレヤデスの輝き』は「新刊紹介」で、『鉄道手帳』はグッズやイベント紹介などを取り扱う「WIDE LENDS」で取り上げていただいております。

前者の寸評がまたありがたいお言葉で、「圧巻は運転最終日のドラマで、天候不良による最終列車の変転、食材の緊急調達など、緊迫した場面が象徴的」とのこと。

そうなんです。ここは本書の読みどころのひとつで、執筆した伊藤氏は「最後の最後で、他では聞けないお話を伺うことができた」と語っておられました。仔細を知れば、最終運転の前日、前々日の運休も含め、本当にドラマティックな最後であったと実感できることと思います。

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さて、『鉄道ジャーナル』12月号の表紙は381系「こうのとり」。特集は「最終段階の国鉄型車両」で、10月30日に関西地区から撤退する381系や、来春オープンする京都鉄道博物館を含めたJR3社の博物館などの紹介にページが割かれています。

381系「こうのとり」の最終運転の少し前、大阪駅10番線を京都方から歩いていると、11番線にカメラを構えた人が見えました。何だろうと思って先を見ると、くだんの「こうのとり」が静かに佇んでいました。

撮影する人は意外に少なく、5人もいなかったでしょう。それぞれに写真を撮り終えると、やおら立ち上がって381系を見送り、静かに去って行きました。その立ち居振る舞いはとてもスマートで、かえって思い入れのほどが伝わってくるようでした。

今号も気になる記事がたくさんありますが、ぱっと開いて気になったのは、やはり巻頭連載の「されど鉄道文字」です。

今回は車両文字板と図面の写真が紹介されており、職業意識も手伝って興味深く読みました。星晃氏と黒岩保美氏の署名が入った図面を見ると、当時どんなやりとりがあったのだろうと思わされます。DTP環境がなかった時代、本当の手作りの仕事がここにあります。