エスカレーター問題、補足。

前回記事では、関西におけるエスカレーターの「右立ち」について書きましたが、その後、大事なことがわかりました。大事なことなので、前回記事への追記ではなく、独立した記事にしてご説明します。

前回記事を書き上げたあと、一般社団法人日本エレベーター協会(エスカレーターも対象になっています)のホームページをあらためて見たところ、片側空けに伴う危険性の周知と歩行禁止のキャンペーンを行っていることを知りました。恥ずかしながら、これまであまり意識していませんでした。

また、今年の7月22日から8月31日までは、鉄道事業者42社局と日本エレベーター協会などにより、エスカレーター「みんなで手すりにつかまろう」キャンペーンが実施されていました。

すでにキャンペーンは終わっていますが、エスカレーターの安全な使用に関わることなので、ここに引用します。


 お客さまに駅等のエスカレーターを安全にご利用いただくために、2014年7月22日(火曜)から、全国の鉄道事業者42社、商業施設、森ビル、(一社)日本民営鉄道協会、(一社)日本エレベーター協会と共同で、エスカレーターの安全利用を呼びかけるキャンペーンを実施します。
 昨今駅等においては、お客さまがエスカレーターをご利用になる際に、ご自身でバランスを崩して転倒されたり、駆け上がったり駆け下りたりした際に他のお客さまと衝突し転倒させるなどの事象が発生しています。また、エスカレーターで歩行用に片側をあける習慣は、片側をあけて乗ることのできないお客さまにとって危険な事故につながる場合もありますので、みんなが安心してエスカレーターを利用できるよう「みんなで手すりにつかまろう」等の呼びかけを実施します。


片側を空けて乗るということは、急いでいる人の歩行を促すため、何らかの理由で片側立ちがしにくい人や、歩行者当人にとって危険である、ということですね。たしかにそのとおりです。猛烈な勢いで上り下りする人が、横に立つ人にぶつかりそうになることはありそうです。

輸送効率の点から考えても、このほうがいいのかもしれません。片側空けは、急いでいる人にとってはありがたいことですが、「輸送量(数)」を考慮するなら、片側だけで人を運ぶよりも、両側を使ったほうが効率がいいはずです(目的地への到着時間はともかく)。

また、エレベーター協会では触れていませんが、エスカレーター本体にとっては、片側立ちよりも両側立ちのほうがバランスがよく、もしかしたらメンテナンスの面でも影響があるのかもしれません。

長年の習慣を急に変えるのは難しいし、いろいろな意見があることと思いますが、片側立ち(空け)にはこうしたリスクがあることを知っておいていただければ幸いです。

なお、前回記事は片側空け(立ち)の現象の理由を紹介したものであり、片側空けを推奨したものではありませんので、そのままにしておきます。
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