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淀屋橋駅のひみつ

またまた大阪市営地下鉄ネタです。今回は御堂筋線・淀屋橋駅にある「白い箱」について。下の写真をご覧ください。

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そう、百葉箱です。御堂筋線ホームの女性専用車両が止まるあたりにあります。この百葉箱が設置されたのは、日本経済新聞(電子版2012年4月14日付)によれば1934(昭和9)年のこと。以来78年にわたって、この百葉箱によって構内の温度と湿度が計測されてきたそうです。

同様の百葉箱は同駅のほか、御堂筋線・梅田駅および天王寺駅(ともに1961年設置)、四つ橋線・西梅田駅(1963年設置)、中央線・緑橋駅(1965年設置)、堺筋線・堺筋本町駅(1966年設置)、谷町線・天満橋駅(1967年設置)、千日前線・鶴橋駅(1969年設置)にもあるそうですが、日経記事によれば、このうち最初に設置されたのが淀屋橋駅であるとのこと。御堂筋線の開業は1933年ですから、ほぼ開業時からデータをとってきたことになります。

記事ではさらに東京地下鉄と名古屋市営地下鉄にも取材していますが、ともに大阪市営地下鉄ほど長期間のデータは保存していないとのこと。日本環境学会・和田武会長も「大気の影響を受けない地下空間で、80年間も定点観測を続けたデータは類例がない」[注1]というコメントを寄せています。

この日経記事を見るまでは、この百葉箱がそんなにめずらしいものだとは思いませんでしたが、知ると何だか愛おしくなります。が、残念ながら、まもなく撤去されるとのこと。天井設置のセンサーの精度が増してきたので、百葉箱はお役ご免になるそうです(今年の夏あたりから撤去開始)。大阪市営地下鉄の歴史とともにある百葉箱を見るならいまのうちです。


[注1]日本環境学会・和田武会長……日本の環境科学の草分け的存在。じつは昨年、和田先生編著の教科書の編集を担当しました。『現代地球環境論』という本で、現在の地球環境問題を幅広く取り上げています。

gendaichikyukankyoron_b_convert_20121106112228.jpg 

◆『現代地球環境論』(創元社)
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