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トワイライトエクスプレスのアメニティ・グッズ

先日、新しい本棚が届いたのを機に蔵書の整理をしていたら、こんなものが見つかりました。

twilight_amenities.jpg

トワイライトエクスプレスのアメニティ・グッズです。2001年夏に乗った時のものなので、最近のものとは仕様が異なるかもしれません。中にはこういうものが入っていました。

twilight_amenities_2.jpg
左上からシャンプー・リンスセット/JRロゴ入りケースに入った石けん/整髪料・ローションセット/くし/ヒゲ剃り/シャワーキャップ/洗顔フォーム・化粧水・乳液セット

この時は二人で乗っていたので、シャンプーとリンス以外未使用のセットを残すことができました。とくに値打ちがあるわけではありませんが、これを見ると当時のことが思い出されます。

それまでにも北海道に行ったことは何度かありましたが、いずれも仕事で、札幌駅と北大近辺しか歩いたことがなかったので、長期休暇をとって北海道を満喫しようと思い立ったのがはじまりです。どうせ行くならラベンダーが満開の頃にしたかったのですが、どうしても休みがとれず、ラベンダーがかろうじて残っている時期になってしまいました。

ようやく長期休暇がとれる目処がたって、某旅行代理店に旅程を相談しに行きました。この時は大阪から飛行機で行くつもりでしたが、ひと通り提案を聞いたあと、ものは試しと「トワイライトエクスプレスで行きたいんですが……できれば個室で」と窓口の男性スタッフに切り出しました。

すると男性スタッフは、「え、トワイライトエクスプレス? そういう手もありますが、人気列車ですからねぇ、とてもとても……飛行機のほうが確実ですよ」。

そりゃそうです。ラベンダー満開時期ではないにせよ、まだまだハイシーズンですから、個室チケットなんてそう易々と手に入るものではありません。しかも、何の計画もなしに「この日に行きたいんですが」と言うのですから、無理な話です(乗車1ヵ月前はとうに過ぎていました)。

「でも、試しに調べてみましょうか。たぶんないと思いますけど」。くだんのスタッフは椅子をくるりと回転させると、後方の端末を叩きはじめました。

少し経って、男性スタッフがびっくりした顔で窓口に戻ってきました。「ありました! ありました! 奇跡です! A個室ロイヤルが1つだけ空いてますよ。この時期に信じられません! キャンセルが出たのかなぁ。どうします? 押さえます? 」

もちろん返事はイエスです。男性は返事を聞くやいなや、すぐさま端末に向かい、カタカタと打ちはじめました。私は固唾を飲んで男性が戻ってくるのを待っていました。

大して時間はかからなかったはずですが、やけに長く感じました。もしかしたら、どこかでもう予約が入ったかもしれない。じつは見間違えで、本当は空いてなかったんじゃないかとか、いろいろ考えた覚えがあります。

やがて男性スタッフが戻ってきて、やや興奮した面持ちで「予約とれました! 運がいいですね。こんなの初めてですよ。ロイヤルは1人個室ですが……あ、ちがった。エクストラベッドがあった。お二人でご乗車になれますよ」と報告してくれました。

私ももちろん嬉しかったのですが、あっけなく取れたので、「ありがとうございます!」とは言ったものの、何だか狐につままれたような気分でした。なにせ、まったくの無計画で、ふらりと寄った旅行代理店でピンポイントで予約がとれたのですから。

でも、手続きを進めるとだんだん実感が湧いてきました。夕食は、せっかくなのでフレンチのフルコースを予約しました。トワイライトエクスプレスに乗れる日が来るとは思っていなかったので、旅程だとかサービスについては詳しく知らなかったのですが、たぶん、この好機を逃してなるものかと思ったのでしょう。私にとって、生まれて初めて食べるフレンチのフルコースとなりました。

あの時、あの代理店に立ち寄ってみて本当によかったと思います。この時チケットが取れなかったならば、私は一度もトワイライトエクスプレスに乗る機会がなかったかもしれません。そして、もしこの時に乗っていなかったならば、ダイナープレヤデスを主役にした本を作ろうとは思わなかったでしょう。

……というわけで、長々と私事を綴りましたが、『ダイナープレヤデスの輝き』は好評発売中です。一時品切を起こしましたが、すでに重版が出来上がっているので、店頭で見つからなくても、ご注文をしていただければ、すぐにお届けできます。あらためまして、よろしくお願い申し上げます。

pleiades_160pix.jpg 『「トワイライトエクスプレス」食堂車 ダイナープレヤデスの輝き――栄光の軌跡と最終列車の記録』 A5判・184頁/本体価格1500円(税別)
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