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ブログ再開します!

ずいぶん久しぶりの更新になってしまいました。最後の更新が昨年の12月15日ですから、4ヵ月ぶりになります。

もともと『鉄道手帳』の販売期間に合わせて不定期に更新するという、いわば季節列車のようなブログなのですが、それにしてもちょっと空きすぎました。

じつはこの間、あれやこれやとご紹介したいことがたくさんありました。新刊の紹介も滞りましたし、書評掲載のお知らせも溜まっています。

けれども目先の仕事に忙しく、やらねばならぬと思いつつも、ついつい後まわしにしてしまいました。空白期にこのブログを訪れてくださった皆様、申し訳ありません。

さて、4月も半ばを過ぎ、その目先の仕事もようやく終わりましたので、いまさらながらではありますが、更新を再開します。が、久しぶりなので、ちょっと小芝居をさせてください。



【場面35 午後9時30分 応接間】

――ソファに腰掛けた男が若い男に紅茶を頼んでいる。ほかに数人の男女が
談笑している。

えっ!? 「目先の仕事とは何か」ですと?《少し驚いたように、客に顔を向ける》

いい質問です《キリッ! ソファから立ちあがる》

――離れたところにいた男女が談笑をやめ、男のほうを向く。

それこそが、私を数ヵ月のあいだ悩ませ、ブログ更新から遠ざけた原因であり、
今回、ブログを更新する理由だからです《人差し指を立てて、客を見つめたあと、歩き出す》

――客たちは呆気にとられて、男の姿を追う。

過去何度も修羅場をくぐり抜けてきましたが、この仕事ほど私を追い詰め、
私の寿命を縮めたものはありません《立ち止まり、目を閉じて胸に手を当てる》

ん!? 「それは大袈裟だろう、段取りが悪かったからだろう」とおっしゃいますか?
《鋭い一瞥を送る》

たしかにそれは否定できません《目を伏せて、うつむく》
しかし、それだけではありません《顔を上げ、一人の客を見つめる》

今回は如何ともしがたい要素がありました《やや顎を突き出して、空を見つめる》

スケジュール絶対厳守にもかかわらず、とある理由で取材状況が整わず、
にっちもさっちも行かない場面が何度もありました《ふたたび歩き出す》。

いや、正確に言えば、この仕事に着手した時点では、もう少し猶予がありました
《わずかな瞬間だが、苛立たしげな表情を見せる》

――男女の客が顔を見合わせる。

が、別の理由で前倒ししなければなりませんでした《立ち止まって目を伏せる》
ま、これはツマラナイ理由なので、いまは語りますまい《ふたたび歩き出す》

天は乗り越えられる試練しか与えないと言われます《手を後ろに組んで、客のほうを見る》

――客たちはキョトンとしている。

私もそれを信じて、投げ出したくなるのをこらえて前に進みましたが、デッドラインが
近づいてくると、なかなか平静でいられるものではありません。将来に起こりうる悲劇が
脳裡をよぎり――絶望的な気分に陥ることさえ、ありました《立ち止まり、遠くを見る》。

――沈黙の空気が流れる。

《何かに気づいたように、額に手のひらを置く》 いや、失礼しました。私としたことが
お恥ずかしい《客に向き直り、頭を下げる》

――客たちはぎこちない笑いを浮かべ、小さく頷く。

《笑顔を浮かべ》苦労自慢はいけませんな。どうも、年をとるにつれ、愚痴っぽくなって
いるようです。今日みなさんにお集まりいただいたのは、愚痴を聞いていただくためでは
ありません。その成果を披露するためです《顔をやや紅潮させて歩き出す》

ここでみなさんにその成果をご紹介せずして、この仕事は終わったことになりません
《目を輝かせ、口の端を上げる》。

――若い男がティーセットをワゴンで運んでくる。

ふむ、紅茶の準備ができたようですな。では、本題に入ることにしましょう。
《最初に座っていたソファに腰を落とし、両手の指を付き合わせ、構えをつくる》



久しぶりの更新で、ちょっと遊ぶつもりが、悪い癖で、駄文を書き連ねてしまいました。すみません。なお、一部を除き、フィクションです。

本題に入る前に、もう少しだけ寄り道させてください。空白期に刊行した鉄道書籍の紹介です。後まわしにすると、また忘れてしまいますので……。

鉄道史の仁義なき闘い_convert_20160420201733
所澤秀樹著『鉄道史の仁義なき闘い――鉄道会社ガチンコ勝負列伝』(3月20日刊)

鉄道の歴史_convert_20160420201713
C・ウォルマー著『鉄道の歴史――鉄道誕生から磁気浮上式鉄道まで』(4月10日刊)

この2冊は近いうちに本ブログで取り上げます。今日ご紹介するのはこちらです。これが数ヵ月のあいだ、私を悩ませ、私(と著者の)寿命を縮めたであろう本です。

京都鉄道博物館ガイド_convert_20160420202518
来住憲司著『保存車両が語る日本の鉄道史 京都鉄道博物館ガイド 付 JR・関西の鉄道ミュージアム案内』(4月25日頃発売)

書名のとおり、京都鉄道博物館をまるっと解説する本です。

京都鉄道博物館については、すでにさまざまなプロモーションが行われているので、ご存じの方も多いでしょうが(その力の入れ様には本当に驚かされます)、簡単にまとめるとこんな感じです。

・交通科学博物館(大阪弁天町、2014年4月閉館)と梅小路蒸気機関車館(2015年7月閉館)の伝統を受け継ぐ、日本最大級の鉄道ミュージアム。

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・施設は、3階建て本館、プロムナード、トワイライトプラザ、梅小路蒸気機関車庫(扇形車庫)、SL第2検修庫、旧二条駅舎からなり、延べ床面積は3万㎡以上、甲子園球場0.8個分に相当します。

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本館に入ったところで出迎えてくれる500系、583系、489系

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優等列車のトレインマーク。全部で18個展示

「甲子園球場0.8個分じゃ、そんなに大きくないんじゃないの?」というツッコミがありそうですが(私もいま計算してみて、一瞬そう思いました)、よく単位として使われる甲子園球場の面積(関西以外では東京ドームでしょうが)は、グラウンド、スタンドその他の施設の面積も含むものなので、かなり広いのです。

実際、京都鉄道博物館の展示を全部見て回ると、運動不足気味の人は疲れます(というか、私が疲れました)。エスカレーターやエレベーターもありますが、なにせ保存車両、展示物が多いので、おのずとたくさん歩くことになります。私は内覧会に革靴で行きましたが、底が薄くて硬い靴だと確実に足にきます。ある程度クッション性のあるスニーカーがおすすめです。

話を戻します。

・保存車両は全53両(休憩所のオハフ50形1両は含まず)。明治・大正・昭和・平成の鉄道シーンを象徴する車両ばかりが勢揃い。
蒸気機関車:23両(うち動態保存8両、静態保存15両。SLスチーム号は乗車可)
  電気機関車:5両
  ディーゼル機関車:2両
  新幹線電車:6両
  電車:5両
  気動車:1両
  客車:9両
  貨車:2両
 ※なお、本館南側にある引込線に留置されている2両は適宜入れ換えられる。

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先日、国の重要文化財に指定されたばかりの233号機。官設鉄道がはじめて購入した国内民間会社製機関車

・体験型展示が充実。運転シミュレーターをはじめ、「見る、さわる、体験する」を重視した展示が多い。鉄道運行や安全のしくみが総合的に学べるようになっていて、解説もかなり丁寧。

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準鉄道記念物の回転変流機

・鉄道ジオラマは幅30メートル、奥行10メートル。車両はHOゲージ、ストラクチャーはNゲージ仕様で、列車の走行シーンが存分に楽しめる。

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左手のスクリーンには、四季折々のイメージ映像が映し出されるしくみ。運転時間は20分

・屋上のスカイテラスからは、東海道本線、山陰本線、東海道本線を往来する列車がよく見える。世界遺産・東寺の五重塔や京都タワー、京都の山々を借景とする格好のトレインビューポイント。

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すれ違う新幹線を撮影することも可能

で、そろそろ本の紹介に移りたいのですが、かなり長くなってしまいましたので、ここでいったん区切ります。また明日。
 
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