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今年の大阪検定のテーマは……

「なにわなんでも大阪検定」(通称、大阪検定)をご存じでしょうか。

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一時流行ったご当地検定のひとつで、大阪の歴史・文化の奥深さや魅力の再発見を通して、郷土愛と誇りを育むことを目的とした検定で、じつは弊社から公式テキストと問題集が発行されています(私は編集担当ではありません)。

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この検定には毎年テーマ問題が設定されていまして、今年のテーマ問題はズバリ、

「大阪の鉄道と企業家」

「私鉄王国・関西」と言われるほど私鉄の存在感が強い関西ですが、ご多分にもれなく、大阪における鉄道の歴史は官設鉄道からはじまりました。

1872(明治5)年の新橋~横浜間での鉄道開業から1年半、早くも1874年5月には大阪~神戸間に官設鉄道が開業しています。

一方、私鉄も早くから発達しました。まず1884年に南海電鉄の前身・阪堺鉄道が開業しました。これは日本最初の私鉄とされています(「日本鉄道」が初の私鉄という見方もありますが)。

1905年には阪神電鉄が三宮~出入橋を開業、つづいて1910年には箕面有馬電気鉄道(阪急電鉄の前身)が梅田~宝塚間と石橋~箕面間を開業、京阪電鉄も同じ年に天満橋~五条間を開業しました。

さらに1914年には近鉄の祖とされる大阪電気軌道が奈良~上本町を開業しています。

これほど早くから鉄道が発達した理由としては、大阪は当時から人口が多く、鉄道による発展の可能性が大いにあったということもあるでしょうが、時代の変化に敏感な企業家――将来展望に長け、鉄道建設のような大きなプロジェクトを率いることができ、一方でお上と渡り合い、膨大な開業資金を調達する力をもっていた――が揃っていたからでしょう。

きれいごとでは済まない場面もあったでしょうが、ちょっと思いを馳せるだけでも胸が熱くなりそうです。

大雑把にいうと、大正の初めまでに官設鉄道(国鉄→JR)と関西五大私鉄が出揃い、ここから官対民、民対民の熾烈な競争がはじまるのですが、それはまた別の話

どのような問題が出題されるのか、私はまったく知りませんが、大阪検定の性格からしてライバル史的なものは出ないでしょうね。

それはさておき、テーマ問題は、全問のうち10~15%程度出題されるそうです。それともう1つ、

「大阪検定ポスター展」

というものがありまして、大阪府内の主要駅に模擬問題ポスターが掲出されています。このキャンペーンには、JR西日本、大阪市交通局、近鉄、南海、阪急、京阪、阪神、阪堺の計8社が参加、全部で104の駅に問題文が掲出されています。

たとえば阪急電鉄の十三駅には

「十三駅のホームで日本初のものは何?」

と出題されています。選択肢は①コンビニエンスストア、②そば屋、③パン屋、④散髪屋です。さて、どれでしょうね。

このポスターからも何題か出題されるそうですから、気になる人はチェックしてみてください。

●大阪検定ポスター展2017 http://www.osaka-kentei.jp/poster/

というわけで、今回の大阪検定は鉄道好きの人にとっては、有利な設定です。我こそはと思わん人は、ぜひ挑戦してみてください。ただし、いくら鉄道に関する知識があっても、ほかの問題を落としていては合格はできません。ぼちぼち勉強なさってください。

なお、うわさでは、鉄道会社の社員の方も団体受験をするとか、しないとか。
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