FC2ブログ

『「見る鉄」のススメ 関西の鉄道名所ガイド』刊行!

本書は、来住さんとつくった鉄道本の3冊目(単著)です。来住さんに初めてお会いしたのは2015年3月ということを考えると、なかなかの生産効率です。

9784422240961_convert_20190215123634.jpg
来住憲司著『「見る鉄」のススメ 関西の鉄道名所ガイド』

最初の本は『京都鉄道博物館ガイド』(2016年5月刊)で、建設中の博物館🏛に二人で足繁く通って取材を重ねました。役得といえば役得ですが(新幹線の脱出口を見せてもらったり、巨大ジオラマの中に入って撮影させてもらったり)、工事都合のため取材が当初予定していたように進まず、胃がキリキリしました。

原稿執筆もまた思うように進まず、私は昼夜かまわず来住さんにメール、電話をしまくりました。はじめはそれで良かったのですが、ある時から来住さんが電話に出てくれなくなりました。こちらも必死ですから、自宅まで押しかけるのですが、会ってみると、ご本人はケロッとしています。

聞けば「睡眠不足で居眠りしていた」or「お腹が痛くてトイレにこもっていた」らしいのですが、真偽はともかく、相当につらかったようです。思えば、私もここまで追い込んだ経験はありません。来住さん、ごめんなさいね。

ただ、苦労の甲斐あって、博物館ガイドは発売後すぐに重版がかかりました。とても幸せなスタートです。

------------------------------

次の単著📙は『車両の見分け方がわかる! 関西の鉄道車両図鑑』(2017年10月刊)。こちらはまだ重版に至っていませんが、この種の図鑑らしく堅調に売れていますので、いずれ重版ないし改訂版をつくることになろうかと思います。

これは本当に作り甲斐のある本で、おかげで車両を見分けるポイントを学ぶことができました。まあ、基本的に見た目の分類なので、近鉄ファンの方には叱られるかもしれませんけれども、たんに車両解説だけでなく、各鉄道会社・路線の概要とか、列車種別ごとの停車駅とか、用語解説とかも収録しているので、1冊持っていて損はない本かと思います。

この本も、前作同様、最後はスケジュールがきつくて大変でした。来住さん宅にお邪魔して、来住さんが原稿を書くそばから私が原稿を整理して、ひとつひとつ完成稿を仕上げていくという強行軍となりました。明石まで何度通ったことか。

------------------------------

こうした過去の苦い経験をふまえて、3冊目の本作をつくるにあたっては、かなり余裕のあるスケジュールを組みました。締切までに何度も進捗状況を確認して、今度こそスムーズに仕上げましょうと二人して意気込みました。

しかし、二度あることは三度ある、またしても同じ轍(テツ)を踏んでしまいました。今回は「自宅軟禁」までは行きませんでしたが、それでも昼夜を問わず大阪と明石を何度も往復しましたし、深夜のファミレスで付きっきりで校正することもたびたびです(このファミレスも、いわゆるトレインビュー・スポットですが、本書では紹介していません)。

深夜のファミレスでおっさん二人がブツブツ言いながら粘る姿が微笑ましいわけもなく、さりとて恥ずかしがっている場合ではないので、オーダーを重ねては校正に打ち込んだものです。コーヒー類は全種類制覇しましたね。

……という話をして皆様からご同情をいただこうなどとは思っていませんが、しかしこれまでの本同様、今作も時間を言い訳に手を抜くことなく、精魂込めてつくりました。少しでも皆さんに楽しんでいただけるよう、お役に立てるよう、限界までテキストと写真を詰め込んだつもりです。

紙幅の制約のため、舌足らずの箇所もあるかもしれません。これを書くなら、あれも書いてほしかったというご意見もあるかもしれません。ごもっともです。関西にはほかにも見どころがたくさんあります。

ただ、本書はあくまで「ガイド」です。皆さんが本書を手に現地を訪問されることで、本書の目論見ははじめて達成されるのです。

そういうこともあって、本書には比較的アプローチのしやすいスポット、危険の少ないスポットを選んで掲載していますが、人やクルマが行き来したり、他の撮影者がいる場合もあります。ご自分と周囲の安全に配慮しつつ、常識的な範囲で鉄道を楽しんでいただきますようお願い申し上げます。

追記 忘れていたわけではないのですが、来住さんが関係した著作は上記3冊のほかに2冊あります。1つは前里孝監修/星野真太郎著『全国駅名事典』(2016年12月刊)で、この時は企画段階の打ち合わせと校正作業で協力していただきました。

もう1つは所澤秀樹氏との共著『東京の地下鉄相互直通ガイド』で、こちらの本では車両の撮影と解説を担当していただきました。ありがたいことに、いずれの本も発売後すぐに重版がかかっています。
スポンサーサイト



トラックバック一覧

コメント一覧

コメントの投稿

名前

タイトル

メールアドレス

URL

本文

パスワード

非公開コメント管理者にだけ表示を許可する