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交通広告の話

『鉄道手帳』の広告ではありませんが、弊社新刊の交通広告を出しましたのでお知らせします。関西と大阪の選り抜きの「ほんまもん」を一挙紹介する『関西名物』と『新版 大阪名物』という本の広告で[注1]、デジタルサイネージという媒体を使っています。今日から今月25日まで、JR大阪駅、JR新大阪駅、JR天王寺駅、JR京都駅、JR三宮駅で掲出されます。掲出時間は150秒のうち15秒です(写真は新大阪駅。弊社の広告を含む10種の広告が15秒ごとに切り替わります)。

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書籍の広告は、新聞や雑誌など書籍と親和性が高い媒体(本を読む習慣がある人が見るであろう媒体)に打つことが圧倒的に多いのですが、交通機関での広告展開もたまにあります。車内の中吊り広告や、駅構内のポスター、線路端の看板、ラッピング電車などがそうで、これらはまとめて「交通広告」と呼ばれています。

このうち出版関係でよく使われるのは「車内中吊り広告」です。車両天井から通路上にぶら下がっているアレです。週刊誌や月刊誌の広告によく使われますが、書籍の広告にはあまり使われません。大手出版社の文庫ラインナップが定期的に掲出されていますが、単行本を単独でアピールすることはあまりありません。なぜならば、不特定多数に情報を発信する雑誌の場合ならともかく、単行本の広告コストとしては高すぎるのです[注2]

中吊り広告の掲出期間は3日~4日が単位です。広告予算が単行本に比して大きく「発売日から数日が勝負」の雑誌には向いているといえますが、大ベストセラーは別にして、比較的長い時間をかけて売っていく書籍には不向きといえます。

「新聞は掲載期間がもっと短いじゃないか」と言われるとそのとおりですが、新聞の場合、販売部数からみて、中吊り広告より多くの人が広告を目にすることが期待されますし、エリア限定の交通広告とは異なり、全国的に幅広い層に訴求できるというメリットがあります。先述のように、書籍との親和性が高いということもあります。

出版関係に使われる交通広告としてはほかに、「まど上広告」(窓の上、天井との境目あたりにある横長の広告)やドア横広告などがあります。中吊り広告より掲出期間が長く、割安感がありますが、それでもけっこうな費用がかかります。御堂筋線あたりですと、一部出版社がドア横広告を掲出しているのをよく見かけますがこれは例外で、単行本の宣伝のために中吊り広告等の交通広告を打つことはまれです。

交通広告の料金は、当然ながら路線や掲出場所によって異なります。一般的に地下鉄のほうが高くなります。地下鉄の場合、車窓を見ることができない分、車内の広告を見る確率が高いという理屈によっているようです。したがって、利用者がダントツに多い東京メトロはその分広告料金も高くなります。

ここで冒頭のデジタルサイネージに戻ります。デジタルサイネージ(Digital Signage、電子看板)は近年JRや大手私鉄で導入されるようになったもので、柱貼付ないし埋め込みのディスプレイに広告画像を写し出す広告媒体です。データ通信で複数の広告画像を切り換えることができるためスペースの有効利用の点から効率が良く、ポスターを貼り替えたりする手間も省けます。動画を流すこともできますし、画面が切り替わるので通行者の目にとまる率も高いことが期待されます。

『関西名物』や『新版 大阪名物』はいわゆる一般書として広くアナウンスしたい本である一方、全国で販売するとはいえ、やはり関西での販売がメインになります。交通広告はその性質上エリアが限られてしまうという特徴がありますが、特定の地域でとくに販売促進を展開したい場合は交通広告は使えます。さらに、従来の交通広告に比べると手が出しやすい料金設定ということもあって、久しぶりに交通広告を出すことになったようです。

JRの大阪駅、新大阪駅、天王寺駅、京都駅、三宮駅にお立ち寄りの際にご覧くだされば幸いです。

◆『関西名物』についてはコチラ

◆『新版 大阪名物』についてはコチラ


[注1]『関西名物』と『新版 大阪名物』……ちなみに両方とも私が編集を担当した本ではなく、私の真向かいに座っている編集M氏の労作。両書とも「名物」の選定には相当の手間ひまがかかっています。私はまったくの傍観者で、何種類もの豚まん(「肉まん」のことを関西では「豚まん」と呼びます)や高級昆布の試食などご相伴にあずかることができましたが、M氏の苦労は並大抵ではありません(本書の編集で4㎏やせたそうな)。この方面にご関心がおありの方は、これぞ「ほんまもん」という逸品ばかりを集めた両書をぜひご覧ください。

[注2]単行本の広告コストとしては高すぎる……いまは違いますが、私はかつて広告業務を兼務していたことがあります。いろいろな媒体に広告を出しましたが、交通広告は料金もさることながら、審査も厳しいので気を遣いました。ちなみに私が担当していた時には、大江戸線の車両連結部に。『世界で一番美しい元素図鑑』という本のステッカーを掲出したことがあります。特別な用紙を使い、元素の写真部分がきらきら光るようにした特別仕様のステッカー広告なのですが、ご覧になった方はいらっしゃるでしょうか。

gensozukan_convert_20121121134325.jpg ◆『世界で一番美しい元素図鑑』(創元社刊)はコチラ
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