謹賀新年

あけましておめでとうございます。
旧年中はひとかたならぬご厚誼を賜り、厚く御礼申し上げます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

昨年11月25日以来の更新となってしまいました。本来ならば、年末にかけてより情報を発信するべきところ、諸々の事情で長らく中断してしまいました。この間、本ブログを訪れてくださった方々には誠に申し訳ありません。深くおわび申し上げます。

綴りたいことはたくさんあったのですが、今月刊行予定の鉄道関連の書籍の編集がなかなか捗らず、年末ぎりぎりまでブログ更新の時間をつくることができませんでした。

というわけで、今日はおわび方々、1月下旬配本予定のくだんの書籍の紹介をさせていただきます。

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湯沢威著『鉄道の誕生――イギリスから世界へ』本体価格2200円(税別)

『鉄道の誕生』という本です。著者はイギリス鉄道経営史の第一人者、学習院大学名誉教授の湯沢威先生。経営史学会、鉄道史学会の会長なども歴任された鉄道史研究の重鎮のお一人であり、本書で扱う鉄道草創期の歴史を語るにうってつけの方です。

内容は以下のとおり(カバー文言抜粋)



19世紀はじめに誕生した鉄道は時をおかずして世界中に伝播し、輸送の効率化、工業化の促進、ライフスタイルの変化など、各国の近代化に多大な影響を与えた。本書では蒸気機関導入以前の初期鉄道に遡り、本格的鉄道登場の背景とプロセス、さらにその経済社会へのインパクトを経済史・経営史的観点から考察し、鉄道誕生の秘密とその意味を明らかにする。比較経営史の第一人者による鉄道草創期の本格的通史。



誤解をおそれずに言えば、本書はいわゆる鉄道趣味の本ではありません。「創元世界史ライブラリー」というシリーズの1冊であり、歴史研究の立場から「鉄道誕生の秘密とその意味」を考察するものです。

こう書くと、「何か難しそうだな」と思われるかもしれませんが、本シリーズは専門書ではなく、啓蒙書・入門書として編んでいますので、ご安心ください。「日本の鉄道ならともかく、世界の鉄道史はどうも……」「世界史はうろ覚え」という方にも読んでいただけるように配慮したつもりです。

むろん歴史書ですので、一次史料に基づいた考察などは当然ありますが、本文はなるべく平易にするとともに、関連図版をできるだけ盛り込んで、読者のみなさんに当時の鉄道のイメージをつかんでいただけるように工夫しました。

鉄道ファンのみなさまには、ぜひ本書を通して、鉄道誕生の経緯とそのインパクトを知っていただければと思います。現在でこそ鉄道は生活に欠かせないインフラですが、その誕生までの道のりは平坦ではありませんでした。本書を読めば、技術開発はもちろんのこと、鉄道建設をめざす人々の熱意と工夫、時代背景などさまざまな要素が重なってはじめて「鉄道の誕生」に至ったことがおわかりいただけると思います。

書店には1月20日の週に並ぶと思います(地域によって異なります)。新年早々、手前味噌で恐縮ですが、よろしくお願い申し上げます。

なお、昨年末の中断期間を取り戻すべく、年は明けましたが、しばらくブログを更新したいと思います。更新は不定期になりますが、たまに覗いていただければ幸甚です。

末筆ながら、本年がみなさまにとって幸多い年となりますよう、祈念申し上げます。
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