エスカレーターは右立ち、左立ち?

まずは昨日の問題の解答から。くだんのエスカレーターは、京阪電鉄鉄道・鴨東(おうとう)線の「出町柳駅」にあります。

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推理の材料は写真だけで、ノーヒントでしたから、日頃、出町柳駅を利用している人でないと難しかったかもしれません。ただ写真をよく見ていただくと、右側の壁に大文字の絵が見えます。ここから京都方面ないし市内という推理ができるでしょう。

もうひとつのヒントは左側奥にある電光掲示板。ぼやけていて何が書いてあるのかよく見えませんが、一番上の列車の行き先を見ると、かろうじて「八」の字が読み取れます。京都で「八」ではじまる駅名といえば、叡山電鉄の「八幡前」か「八瀬比叡山口」でしょう。このうち行き先表示の対象になるのは後者のほうです。文字数もその根拠になります。

叡山電鉄の表示があるところで、利用客が多い地下駅といえば「出町柳駅」。ちょっと強引すぎるでしょうか?

Wikipediaによると、このエスカレーターは「ロングエスカレータ」と呼ぶそうです。たしかに長いエスカレーターですが、これだと単に長いエスカレーターで、「動く歩道」の要素が感じられません。おそらくここにしかないエスカレーターなのですから、もう少し気を利かせてもいいように思います。

それはさておき、エスカレーターといえば、大阪は右立ち、東京は左立ちということになっています。大阪で勤務する私は、東京出張のたびに立ち位置を間違えてしまいます。なぜこういう違いができたのか? 中学生の頃から不思議でした。

ちなみに中学生の頃、とはっきり覚えているのは、英語の教科書のせいです。当時、私の学校では三省堂のニュークラウンを使っていたと思いますが、そのなかにエスカレーターの立ち位置の話題があったのです。

BobだかMaryだかが(いや、Kenか、Emiかも)、ロンドンのエスカレーターを紹介するくだりで、「日本とイギリスでは立ち位置が違うんだね」といったことを言うのですが、ロンドンの写真を見ると、エスカレーターの右側に立って左側を空けています。「えっ、おんなじやん。阪急電車と一緒やん」と思いましたが、先生は何も言わないし、疑問を出す生徒もいません。

混乱した私は「え、えーと、rightは右……右で合ってるよな? 右側に立ってるんやから、rightで合ってるよな? ん? もしかして、上から見るのと下から見るのとで左右が逆転するのか?」などと授業が終わるまでずっと自問自答していました。とてもアホな子でした。

エスカレーター問題が頭から離れなかった私は、授業が終わるとすぐに先生に質問しました。するとその先生は「え? 日本は左立ちでしょ。阪急では右側に立つ? うーん、そうやったかなぁ。先生、ふだん電車に乗らへんから、ようわからへんわ」などと言います。たしかにその先生は車で通勤していました。

先生では埒があかないとあきらめ、今度は友人に聞いてみました。しかし友人は「え、日本でも右側に立ってるって?  そうやったかなぁ……そんなんどっちでもいいやん」と相手にしてくれません。

東京では左立ちになっているとは思いませんでしたから、その後も私は非常に悩みました。が、アホな子でしたので、すぐに忘れてしまいました。それから何年かのち、東京に行った時、その疑問は解けました。

「そうか、そういうことやったんか。東京は左立ちなんか。しかしまぁ、あの教科書、ちゃんと説明してくれな困るやん。ほんま、東京中心の考え方には困ったもんやで」と、若き日の私は、エスカレーターの立ち位置ごときで東京に対抗心をもつに至ったのでした。

本当はこのあと、なぜ大阪と東京で立ち位置がちがうのか、諸説を紹介するつもりでいましたが、終電が近づいてきたので、このあたりでやめます。

が、ここまで引っぱっておいて何も説明しないのも気が引けるので、エスカレーター問題の参考になるページをご紹介します。

前垣和義の大阪ええんちゃう

けっこう詳しく書いてあります。ちなみに私は、大阪における右立ちの起源は「阪急電鉄説」が有力だと思います。
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